K-Popとジャパニメーション
お疲れ様です!インドネシア担当鈴木でございます。
さて突然ですが、インドネシアで好まれている日本文化にはどのようなものがあるでしょうか。私見ですが9割がた、アニメ関連です。
日本のアニメは本っ当に人気が高くて、アニメが好きで日本語を習得する人も結構いるようです。
一方でポップミュージックに関してはさほど興味を持たれていない印象、音楽で言うとKPopの方が遥かにメジャーです。まあインドネシアに限らず、ですがね。
弊社の経理のリーダーも、SHINeeのテミンさん推しです。
とても格好良いですね。音楽的にも。
K-Popアイドルは化粧品や食品の広告でも頻繁に見かけます。
Newjeansに関しては説明は不要でしょう。インドネシアの国民的インスタント袋めん、Indomie(インドミー)に韓国風テイストが出たようです。何それ興味あります。
で、ですよ。
おじさんとしては、K-Popは芸術としてどうなんだという思いがありました。
個人的には、あくまで音楽が基本という観点から言えば、少なくともLIVEを観る価値は無いと断じます。
例外はあります。例外はありますが、多くの場合LIVEの伴奏はカラオケ、歌唱すら口パクも許容されるし、生歌だとしてもバックでも音源の声が被せてあったりします。音源をそのまま流すのはさすがに控えて、事前に別途録音した生歌風の歌唱を流す場合もあり。男性のメイクアップは勿論、美容整形も当たり前。早い話、嘘ばっかりです。
畢竟するに、K-Popは日本のアニメと似たものなのです。つまりフィクションであるという前提のもとに受け取るべきもの。表出する本人たちは、その顔面に至るまで、作られたキャラクターで、スタイル維持とダンスだけはガチでやって。後は制作陣がやります、というスタイルの総合芸術。
いわゆるアイドルには昔からこのような側面があったわけですが、それを突き詰めた形と言えるかもしれません。デジタル技術によって虚構が現実との境界を少しずつ侵食しつつある事もそれを後押ししていますよね。
みんなそんな事はわかったうえで、LIVEを含めて(!)、楽しんでいるのでしょう。世界中の多くの人がとっくに、驚くほど軽やかにその地平に達している事、逆に我々日本人の多くはその境地に達していない事、は確かに特筆すべき事象であると感じます。
日本がいろんな意味でガラパゴスである事は、無論誇るべきことです。この独自性を失ったら終わりだと思います。特に音楽に於いて。古くは「♪今日は楽しいひな祭り♪」と言う詩をすっごい悲しいメロディに乗せるような。
ではまた。
【蛇足】KAZUHAちゃんとプリ(きめぇ、こっち見んな、というご意見は認めます)
日本にもあると思いますがインドネシアでもKpopアイドルとプリが撮れます。Le SserafimのKazuha(中村一葉)さん。セラフィムは熾天使に掛けた、”I’m fearless”のアナグラム。お洒落ですね。今はもう少しお目々が大きくなっています・・そんなことしなくてよかったのに・・